大磯町町の花町の鳥町の木 江戸時代の大磯町は東海道の宿場町として栄えました︒富士山︑三浦半島が望めるなど自然景観に優れ︑行楽の地としての魅力をもつ大磯は︑明治時代になると︑医師であり政治家でもあった松本順︵初代陸軍軍医総監︶が海水浴の効能を広め︑明治18年に︑日本で初めての療養を目的とした海水浴場を開設したことで人気を博しました︒さらに︑明治20年には東海道線の大磯駅が開業したことで︑別荘地として急速に発展しました︒ やがて大磯には︑明治期に初代内閣総理大臣として活躍した伊藤博文をはじめ︑山縣有朋︑大隈重信︑西園寺公望︑寺内正毅︑原敬︑加藤高明︑吉田茂の8人の総理経験者のほか︑陸奥宗光や林董︑後藤象二郎などの政治家も大磯に邸宅を構えたことから﹁明治政界の奥座敷﹂と呼ばれました︒ また︑三井・三菱・安田・古河などの財閥や尾上菊五郎︑中村吉右衛門︑片岡仁左衛門といった歌舞伎俳優など文化人も次々に邸宅を所有していきました︒﹁明治政界の奥座敷﹂大磯はまひるがおかもめ︑アオバトくろまつ︑さざんか明治時代の大磯明治政界の要人が集う旧伊藤博文邸旧大隈重信邸旧陸奥宗光邸明治記念大磯邸園現在、国や神奈川県と連携し、「明治150年」関連施策の一環として、明治期の立憲政治の確立等に関する歴史的遺産の保存・活用のため、旧伊藤博文邸(滄浪閣)等を中心とする建物群及び緑地について、明治記念大磯邸園として整備する事業を進めています。人口は、神奈川県人口統計調査「神奈川県の人口と世帯」令和2年4月1日現在のものを掲載しています。面積は、昭和62年10月1日現在の建設省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」より行政区域面積を記載しています。照ヶ崎海岸大磯町は、南は相模湾に面し、北は高麗山をはじめとする大磯丘陵に囲まれた自然が豊かな町です。伊藤博文や吉田茂など8人の歴代総理大臣や政財界の要人が明治中期から昭和初期にかけて別荘を構えた土地としても知られています。先人が育んできた伝統や文化が大切に受け継がれ、歴史的・文化的にも大きな魅力を持つ町として発展し続けています。INFORMATION所在地 〒255-8555大磯町東小磯183番地電話番号 0463(61)4100URL http://www.town.oiso.kanagawa.jp/面 積 17.23㎢人 口 31,131人14
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