町のプロフィール
二宮町は、神奈川県の西南部に位置し、東京からの距離は約70kmです。東は大磯町、北は丹沢連峰を背に中井町、西は中村川をはさんで小田原市、南は白砂青松と紺青の海原「相模湾」に面しています。
町の形状はおおよそ三角形で、南部は東西の幅3.3km、北に進むにしたがって狭くなり、南北は3.8km、総面積9.08平方キロメートルです。地形的には山地部と平野部とのバランスがとれていて、町を東西に分断するかのように2級河川の葛川が流れています。
町の東西には東海道本線、東海道新幹線、国道1号線、西湘バイパスと小田原厚木道路が走り、南北には県道秦野二宮線があって、それぞれ町道と連結し住民の利便に供されています。
気候は温暖で、豊富な自然と新鮮な海の幸山の幸に加え、純朴な風土とすばらしい生活環境です。
町の沿革
二宮町は最初、師長(しなが)国に属する霜見という地名で呼ばれた東国の一山村でしたが、大化の改新(645年)で国、郡、里の制がとり入れられると、相模国に合併されました。
また、その頃、級津彦命(しなつひこのみことなどをまつる川勾神社が、寒川神社の相模国「一の宮」に対し「二の宮」と称され、地域の鎮守として多くの人々から信仰されました。この頃から霜見も含めてこの地方が「二宮」と呼ばれるようになりました。
江戸時代に入ると幕府の直轄地となって、一色、中里、二宮、山西、川匂の5ヵ村による村制が施行され東海道の間の宿場として賑わいました。
明治22年には市町村制が施行され、5ヵ村が合併して吾妻村となって、同年東海道本線の開通、明治35年二宮駅開設と発展し、昭和10年11月、町制の施行で二宮町となりました。
現在は、公共下水道をはじめとする生活基盤の整備も進めており、よりよい住環境の実現のため新しいまちづくりを推進し、町制施行時半農半漁ののどかな村であった二宮町は、おだやかな気候、風土があいまって住みよい湘南の住宅地として発展しながら現在に至っています。
町の景観「吾妻山景観からの富士山」
町の位置